空間光変調器

santecのLCOS(Liquid Crystal on Silicon)空間光変調器(SLM)は、光の位相・振幅・偏光を高精度に制御する光学デバイスです。主な特徴は、WUXGA (1920 x 1200)の高解像度、10-bit (1024階調)の位相分解能、そして0.002π以下の位相安定性を備え、優れた波面制御性能を発揮します。独自の液晶材料と反射型構造により、低フリッカーで高信頼性を実現。研究から産業用途まで幅広く対応し、santec独自開発の空間光変調器で実現するカスタム対応例も豊富です。レーザー光の最適化を通じて、新たな加工技術や高効率な生産プロセスの実現に貢献します。

空間光変調器とは?

空間光変調器は、光の振幅、位相、または偏光の空間的な分布を、電気的に制御する光学デバイスです。ホログラフィ、AR表示、レーザービームの形成、光通信、量子コンピューティングなど、最先端のアプリケーションで広く使用され、現代の光学システムにおいて重要な役割を果たしています。

空間光変調器の波長範囲

グラフ

高木康博教授東京農工大学

計算機合成ホログラム研究において、空間光変調器が利用されています。東京農工大学では立体ディスプレイ、ホログラフィック・コンタクトレンズディスプレイ、デジタルホログラフィーなどの研究にsantecのSLMが使用されています。

徐宗伟 教授天津大学

我々の研究室ではフォムトレーザービームの調整、波面補正及びマイクロ・ナノ加工の応用分野で空間光変調器 SLM-200 を利用しています。

Mr. Christopher Panuskiマサチューセッツ工科大学

我々の研究室では量子情報と集積フォトニクスの応用分野で、大規模でダイナミックな光学ビームアレイの生成に空間光変調器SLM-200 を利用しています。

Dr. Moussa N'Gomレンセラー工科大学

SLMで空間位相制御されたレーザー光は物質中の電磁相互作用の研究に貢献します。santecのSLMには多数の波長選択オプションがあるので実験を最適化するのにも役立ちます。

Dr. Hamid Hasani Balyaniノースウェスタン大学

SLMを用いた演算処理により2次元の位相ホログラムを基に3次元のイメージ像を形成することができます。SantecのSLMは10bit(1024階調)で位相ホログラムを形成できるので、我々が目指す広いダイナミックレンジのディスプレイ実現に不可欠なツールです。

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