空間光変調器
santecのLCOS(Liquid Crystal on Silicon)空間光変調器(SLM)は、光の位相・振幅・偏光を高精度に制御する光学デバイスです。主な特徴は、WUXGA (1920 x 1200)の高解像度、10-bit (1024階調)の位相分解能、そして0.002π以下の位相安定性を備え、優れた波面制御性能を発揮します。独自の液晶材料と反射型構造により、低フリッカーで高信頼性を実現。研究から産業用途まで幅広く対応し、santec独自開発の空間光変調器で実現するカスタム対応例も豊富です。レーザー光の最適化を通じて、新たな加工技術や高効率な生産プロセスの実現に貢献します。
空間光変調器とは?
空間光変調器は、光の振幅、位相、または偏光の空間的な分布を、電気的に制御する光学デバイスです。ホログラフィ、AR表示、レーザービームの形成、光通信、量子コンピューティングなど、最先端のアプリケーションで広く使用され、現代の光学システムにおいて重要な役割を果たしています。
空間光変調器モデル一覧
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高出力レーザー向け空間光変調器(1 kW耐光)
レーザー加工向け、近赤外波長1kW耐光の高出力モデル
1020-1100 nm 1 kW power handling Water-cooled heatsink -
応答速度に優れたハイスピード空間光変調器
滑らかで迅速なリアルタイム応答によるホログラフィ再生が可能。用途に応じて選べる3タイプ(A/B/C)をラインアップ。
A: 400–700 nm B: 750–1100 nm C: 450–1600 nm -
高出力レーザー向け空間光変調器(200W耐光)
金属加工やバイオ・光学研究など幅広い高出力用途に対応。水冷式冷却装備。
01: 485-580 nm 02: 750-850 nm 03: 1020-1110 nm 200W power handling Water-cooled heatsink -
紫外線耐性に優れた空間光変調器
液晶と光学薄膜構造を最適化し、紫外線に優れた耐性を持つ高性能モデル。
365-550 nm -
広範な応用に最適なスタンダード空間光変調器
精密な空間光変調を求める広範な応用に最適。高精度な光制御を実現。
400-1600 nm
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